安藤 郁子 展  「夜の野原 ・点在する光」
2008年11月18日(火)〜11月30日(日)  


   『予感』



  ひとつのアート作品との出会いで、ある瞬間心の奥底の何かなつかしいものと
  
  ふっとつながることがあります。

  『私がまだ私でなかった頃のかすかな遠い記憶』 なのでしょうか。
  

  それはあたたかさややさしさを感じさせるだけでなく、凛とした厳しさやあるいは

  痛みさえ感じる苦いものを含んでいたりするのかもしれないけれど、それでもそ

  れはめったに出会えない奇跡のような幸福な一瞬だと思うのです。


  安藤さんの作品は、まるでその場に 『結界』 を作るかのごとく、まわりの空気を

  静かに澄んだものに変えてしまうようなところがあります。


その空気に触れた時、私はあの奇跡のような幸福な出会いを密かに予感してしまうのです。


私の中の 『かすかな遠い記憶』 は私に何を伝えてくれるのでしょうか。




待ちに待った、約3年ぶりの個展となります。

今回はいろいろな大きさや形で、よりろば屋の空間を意識した展示を考えているとのことで、それもちょっと楽しみなところです。





安藤郁子(あんどういくこ):1970 青森県生まれ 1994 上越教育大学大学院芸術系美術修了 1994〜97 金沢卯辰山工芸工房在籍 1995 朝日現代クラフト展グランフリ
国際陶磁器展美濃 '95入選  <青森県青森市在住>

*2005年の個展



<展示風景>













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