厚川 文子 展 〔陶〕
2007年9月19日(水)〜9月30日(日)





素材である土そのものに魅かれ、その美しさをそのまま作品にあらわして伝えたいという厚川さん。



ただしその表現は、例えばどこまでも一途に穴窯で土を焼き切ろうとするようなストイックなそれでなく、あるいは縄文や

アフリカなどの現代日本とは異質な「土着」のコピーでもなく。


あくまで厚川さんのスタンスで
、あくまで彼女自身の感覚で捉えられた「今の」「私の」 土の器、とも言えるようなオリジナ

リティがそこには感じられます。



そしてその「土の器」は、時として歪み、ひび割れ、または赤や黄色の原色をまとったり、陶片がはめ込まれたり。



「器」という概念からも自由であろうとするかのような、この「奔放なおおらかさ」は、たぶん厚川さんの作品を厚川さん

たらしめる大きな魅力の一つでしょう。




食器を中心としながら、存在感のある大きな鉢たちやまた新たに挑戦しているという陶板作品など、さまざまな厚川さん

の「土の形」が展示予定です。








厚川文子(ATSUKAWA fumiko): 1975 埼玉県生まれ 1997 和光大学人文学部芸術学科卒 2004 多治見市陶磁器
意匠研究所修了   岐阜県多治見市在住






<展示風景>




















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