長谷川 奈津 展 
2009年12月15日(火)〜12月27日(日)  

  
  『変わっていくということ』


  写真の中央と右奥の作品は松灰による灰釉で、最近試行錯誤している二種類

  の「びわ色」 だそうです。


  人気の粉引の器に安住することなく、飴釉にしても白磁にしてもそして今回の

  びわ色の灰釉にしても、いつも渋いところ攻めてるよなあと思うのですが、挑戦

  した作品の実物を手に取ると、ちゃんといつもやさしくてそれでいて凛とした

  長谷川奈津さんの器というものになっていて、ああこの人は真に表現者なんだ

  作家なんだなあと思わずにはいられないのです。



  創作するということがイコール自己表現であるなら、歳を重ねいろんな出会いが

  りゆるやかにしかし確実に変化していく日常と同じように、生まれ出てくる作品

                                 も変わっていって当然だと思うのです。


そういう意味では長谷川奈津さんのこの試行錯誤は決してハデな変革ではないけれど、ちゃんと今の自分に向き合いながら

創作されているんだなあと思わせる説得力があって、信頼できる気がするのです。




粉引の作品はもちろん、前回好評だった飴釉やこの灰釉の作品も織り交ぜた素敵な個展になりそうです。

寒い時期ではありますが、是非是非、ご高覧ください。






はせがわなつ :1967 東京都生まれ 1994 東京芸術大学大学院陶芸専攻修了 1997 神奈川県津久井郡藤野町に築窯

          <神奈川県相模原市在住>



<展示風景>













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