No.128
小倉染色図案工房 展 (江戸型染)                        
2014年1月15日(水)〜1月26(日) 1/20(月)休廊  








型染め作家、小倉充子さんが描き出す文様を一言でいうと「粋」である。


神田神保町に三代続く下駄屋の娘であり、酒・芝居・落語好きと伺い納得。


ちゃきちゃきの江戸っ子なのだ。そんな小倉さんが手掛けるてぬぐいの図案には、


江戸風情と町人文化があふれ、見る人をどこか懐かしい気持ちにさせ魅了する。



「馬尻東風」では桜の花びらがちらちらと舞う中、どこ吹く風よと歩く馬の姿を大胆な構図で描き、


たけ二尺五寸(約360×960mmの矩形)のてぬぐいの世界をまるで一枚の浮世絵のように表現している。


自由でおおらかな文様は江戸っ子の暮らしぶりを今に伝え、私たちの創造力をかきたてる。



今回の「小倉染色図案工房展」ではてぬぐいを中心に浴衣・下駄・懐紙なども紹介されるそうなので、


浴衣を小粋に着こなし下町を闊歩する自分を想像するのも楽しいに違いない。




ヤオイタカスミ (新潟日報 「あーとぴっくす」)








<profile>

小倉充子 OGURA Mitsuko


1967 東京神田生まれ

1994 東京芸術大学大学院美術研究科デザイン専攻修了
    染色家・西耕三郎氏に師事、江戸文化、型染を学ぶ

1997 独立、小倉染色図案工房設立


* Web magazine PANORAMA interview

* ほぼ日刊イトイ新聞 interview



























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