恩塚 正二 展 〔器とオブジェ〕
2007年11月13日(火)〜11月25日(日) <19日、月曜休>    
  

    「生活に根ざしたもの」という言い回しは、決して日用雑器に限られた言葉


    ではないと思うのです。





    福岡の恩塚さんに電話をすると、いつもいつも楽しそうです。


    ひとり工房にこもっている時が一番なんだそうです。


    日々、生活が創作、創作が生活といった感じ。




    実際、ボール紙で作った照明のカサから紙の人形がでてきたり.、工房の


    くもの巣とりから展開していったハリガネのオブジェなど、
生活することと


    創作することの境界があいまいで自由で。






キャンバスに絵の具を塗りこんでいくかのように釉薬や化粧を施した陶の仕事も、器であってオブジェでもあって、あいまいで自由。





それら全てが雑然とただそこにあっても、しっかりとした強い存在感を持って一つ一つが立ち上がってくるのは、それが単なる仕事としてでなく、


食事をしたり映画を見たりという日々の営みと同じ立ち位置で自然に生み出されている、というある意味「純粋無垢さ」にあるように思うのです。





創作することと生きていくということは同じことである。


でも、それは簡単で当たり前のことのようで、実は結構むずかしかったりします、




恩塚さんの作品に触れていると、遊びと生活がごちゃまぜだった子供の頃をふと、懐かしんでしまうのです。












恩塚正二(ONZUKA shoji): 1946 福岡県生まれ 1970 大阪芸術大学卒、絵画活動 1983 多治見工業高校窯業専攻科卒
美濃・多治見に築窯 1986 福岡県田川市に築窯   福岡県田川市在住
2005年の個展







展示風景













exhibition
shop
about
contact
top


Copyright© ろば屋 *HP上の写真・文章等の無断引用、転載はお断りいたします。

inserted by FC2 system