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遠い昔の学生の頃、アパートの部屋によく遊びに来てくれた三毛ののら猫を「ポチ」と名付け、かわいがっていました。
一度も食べ物をあげなかったのに、夜になると外から呼ぶので窓を開けてやると入ってきて、布団に入って寝るのです。
朝になると窓をカリカリやるので開けてやると出かけていきます。
いつもそれだけ。ごはんくれ、とも言わないのです。
それだけなのに毎日毎日やってきて、なんかとても必要とされているような気がしてうれしかった記憶があります。
もしかして、必要とされていたのは「布団」だったのかもしれないけれど。(2005/03/30)
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