てのひらのかたち・U  〜湯のみとそばちょこ
2009年2月17日(火)〜3月1日(日)  


   『家族』



  実は某所で見せていただいた湯のみがとっても素敵で、あらためて湯のみ

   の持つ何気ない自然体の魅力を再認識させられたのです。


   湯のみは日常の中で最も触れる機会の多い陶器です。

   だからこそ、いつも使う器は知識としての「こだわり」だけではなく、もっと

   生理的な部分での相性が重要なポイントになっているような気がします。



   『私のてのひらの中に空気のようにしっとり溶け込んで、静かにさりげなく

そこにある』



人と湯のみの関係は、恋人同士というよりは夫婦や家族のような関係に近いのかもしれないな、とちょっと思いました。



「てのひらのかたち」、前回は 「碗」 をテーマにしましたが、今回は 「湯のみとそばちょこ」 です。

てのひらのかたちって、なんていうか、やっぱり偉大ですね。

時折そんな根源的なところに立ち返ってみたくなります。

結局、身体と密接に繋がっているものが一番強いのでしょうか?



*写真の湯のみは私がずっと使っている長谷川奈津さんの粉引湯のみです。ということでこれは今回出展されるものではありませんので、どうか了解ください。






伊藤聡信:1971 兵庫県生まれ / 愛知県常滑市  樽見浩:1972 東京都生まれ / 山形県南陽市  長谷川奈津:1967 東京都生まれ / 神奈川県藤野町  村木雄児:1953 神奈川県生まれ / 静岡県伊東市




<展示風景>













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