寺井 陽子 展 2007年3月20日(火)〜4月1日(日) <月曜定休> |
陶でありながら、磁器やあるいは石のような質感。 器でありながら、機能性云々を突き抜けたその存在感。 流れるようなその独特の形は、抽象的なオブジェのようでもあり、けれども それは決して冷たく拒絶するのではなく、ゆっくりと溶け出してあたたかく 身体の中にしみこんでいくかのようです。 深い奥行きを感じさせる白色の下から、淡くほんのりと浮かびあがってくる 橙や若草色の色彩も、その作品をひっそりと息づくやわらかな生命体のよう に錯覚させてくれます。 今回は、独特のフォルムと質感で注目されたこのシリーズの他に、現在新たに取り組んでいる 『青』 の作品も少しご覧いただけるようです。 寺井さんの世界観が、またどんな形で新たに展開されていくのか楽しみです。 寺井陽子: 1972 兵庫県生まれ 1995 京都市立芸術大学陶磁器専攻 卒 ギャラリー器館(京都)、山木美術(大阪)、空間舎白子(東京)、サボア・ヴィーブル(東京)、 Touching Stone Gallery(Santa Fe)など、個展・企画展多数 現在、兵庫県川西市にて制作 |
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