内海 満昌 展  <油彩>                         
010年3月16日(火)〜3月28日(日)  
<No. 084>


  
  『空ノムコウ』


  山だったり家だったり海岸線のようだったり、何かがそこにあるの

  ですが、でもそれが何であるかなんてどうでもいいことなのかもし

  れません。


  そんなことを描きたいんじゃないんだなということが、鈍感な私にも

  じんわりと伝わってくるのです。

  白い空白のような空には、何度も塗り重ねられたうねるような筆の

  の跡がそのままで。


  内海さんにはその空の向こうにきっと何かが見えて、でもそれが


  何なのかうまく伝えられないもどかしさに、白い絵具を何度も何度も重ねていったのかもしれません。


  「未来の記憶」 という言葉の断片を、内海さんから聞いたような気がします。

  これは未来の私が見る風景なのでしょうか。



  独学で絵を描き始め、京都東寺の弘法市で絵を売っていた内海さんは、ある運命的とも言える出会いで、東京のギャラリー

  で定期的に個展を開くようになります。

  10年近くに及ぶそのギャラリーとの濃密な交流から、また新たな段階に転換していこうという時期に、ご縁があってろば屋

  でも展示させていただけることになりました。


  是非ともゆっくりと一つ一つの作品に向き合ってご覧いただけると、うれしいです。




  うつみみつまさ: 1975年生まれ 2001年よりギャラリーブリキ星(東京・西荻窪)で個展開催   <京都市下京区在住>




  写真の作品: 「長い時間」 41×41cm 










<展示風景>













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